裏側矯正に関するよくあるご質問

1. 裏側矯正の基本・特徴について

Q: 裏側矯正とはどのような治療法ですか?

A: 歯の表面ではなく、裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを装着して歯を動かす治療法です。外側からは装置が全く見えないため、周囲に気づかれずに矯正治療を行うことができます。

Q: 表側矯正と比べて治療期間は長くなりますか?

A: 以前は長くなると言われていましたが、現在は技術やデバイスの進歩により、表側矯正とほとんど変わらない期間で治療を終えることが可能です。

Q: 裏側矯正の方が歯が動きにくいというのは本当ですか?

A: いいえ。適切な診断と高度な技術があれば、表側矯正と同様に、あるいは症例によっては裏側矯正の方が効率的に歯を動かせる場合もあります。

Q: 上の歯だけ裏側、下の歯だけ表側という治療はできますか?

A: はい、「ハーフリンガル矯正」と呼ばれる方法です。目立ちやすい上の歯を裏側にし、下の歯を表側にすることで、費用を抑えつつ審美性を保つことができます。

Q: 装置が当たって舌が痛くなりませんか?

A: 装着当初は舌が装置に触れるため、違和感や痛みを感じることがあります。通常は1〜2週間ほどで舌が装置の位置に慣れ、痛みは落ち着いていきます。

Q: 装置の厚みで口元が盛り上がって見えませんか?

A: 裏側矯正は歯の内側に装置をつけるため、装置の厚みで唇が押し上げられることがありません。治療中も口元のシルエットを崩さないのが大きなメリットです。

Q: 裏側矯正は高度な技術が必要だと聞きましたが?

A: はい。裏側は歯の形状が複雑で死角も多いため、歯科医師には高い専門性と経験が求められます。当院では裏側矯正の経験豊富な医師が治療を担当いたします。

Q: 年齢制限はありますか?

A: 年齢制限はありません。10代の学生から60代以上の方まで、歯周組織が健康であればどなたでも治療可能です。

Q: 装置は既製品ですか?

A: 裏側矯正では、患者様一人ひとりの歯の裏側の形状に合わせてオーダーメイドで製作したブラケットやワイヤーを使用することが一般的です。

Q: どんな歯並びでも裏側矯正で治せますか?

A: ほとんどの症例に対応可能ですが、著しく噛み合わせが深い場合など、精密検査の結果によって最適な方法をご提案いたします。


2. 発音・痛み・違和感について

Q: 喋りにくくなりますか?

A: 舌が装置に当たるため、特に「サ行」「タ行」「ラ行」が発音しにくく感じることがあります。個人差はありますが、1〜2週間ほど練習することで多くの方が普段通りに会話できるようになります。

Q: 仕事で人前に立ちますが、発音に影響しますか?

A: 最初の数日は違和感がありますが、接客業や営業職、講師などをされている方も多く治療を受けておられます。どうしても気になる場合は、重要な予定を避けて装着を開始することも可能です。

Q: 痛みはいつまで続きますか?

A: 装置を調整した直後は3〜5日ほど歯が浮くような痛みを感じることがありますが、次第に引いていきます。鎮痛剤を服用していただくことも可能です。

Q: 装置が舌に当たって口内炎ができませんか?

A: 慣れるまでは舌に口内炎ができることがあります。その場合は、装置をカバーする専用のワックスをお渡ししますので、痛みを和らげることができます。

Q: 寝ている時に違和感はありますか?

A: 最初の数日は気になって眠りが浅くなる方もいらっしゃいますが、体が慣れてしまえば就寝中に違和感を感じることはほとんどありません。

Q: 装置はどのくらいの大きさですか?

A: 近年の裏側矯正装置は非常に小型化されており、以前よりも違和感や発音への影響が大幅に軽減されています。


3. 費用と期間について

Q: なぜ裏側矯正は表側矯正より高いのですか?

A: オーダーメイドの精密な装置を使用すること、また歯科医師に高度な技術と長い処置時間が求められるため、一般的に表側矯正よりも高めの価格設定になっています。

Q: 具体的に総額でいくらくらいかかりますか?

A: 症例によりますが、一般的には全体矯正の場合は約100万円〜150万円程度が目安です。当院では最大99万円です。カウンセリングにて詳細なお見積もりを作成いたします。

Q: 期間を短縮する方法はありますか?

A: 歯科医師の指示通りに通院し、お口のケアを徹底することが最短ルートです。補助的な装置を併用することで期間を短縮できるケースもあります。

Q: 転勤になった場合、返金や紹介はありますか?

A: 治療の進行度合いに応じた返金規定を設けております。また、転居先の裏側矯正専門医へのご紹介も可能です。

Q: 調整料とは何ですか?

A: 月に一度程度の来院時に、ワイヤーの交換や装置の調整を行うための費用です。当院では総額制(トータルフィー)を選択いただけます。


4. 食事とセルフケアについて

Q: 食事は普通にできますか?

A: 基本的には可能ですが、装置の裏側に食べ物が詰まりやすいため、食後のケアは入念に行う必要があります。

Q: 食べてはいけないものはありますか?

A: 硬い煎餅、粘り気の強いガムやキャラメルなどは、装置が外れたり変形したりする原因になるため避けていただいています。

Q: 歯磨きは難しくなりますか?

A: 装置が見えにくいため、表側よりは工夫が必要です。タフトブラシやデンタルフロスを併用した正しい磨き方を指導させていただきます。

Q: 外食時に気をつけることは?

A: 繊維質の多い野菜(ほうれん草など)は装置に絡まりやすいため、細かく切って食べるか、食後にすぐうがい・歯磨きができる環境を整えるのが安心です。

Q: 裏側矯正だと虫歯になりやすいですか?

A: 意外にも裏側は常に唾液に満たされており、自浄作用が働くため、表側よりも虫歯になりにくいという研究結果もあります。ただし丁寧な清掃は不可欠です。

Q: 矯正中のクリーニングは受けられますか?

A: はい。定期的な来院時にプロによるクリーニングを行い、お口の清潔を保ちます。


5. 対象・適応・カウンセリングについて

Q: 出っ歯ですが裏側矯正で治りますか?

A: 裏側矯正は歯を後方に引き込む動きが得意なため、出っ歯の改善には非常に適した治療法です。

Q: すきっ歯も治せますか?

A: はい。隙間を閉じる力も正確にコントロールできるため、綺麗に整えることができます。

Q: 抜歯は必要ですか?

A: 歯を並べるスペースが著しく足りない場合は抜歯を行うこともあります。非抜歯で進められるかどうかは精密検査で判断します。

Q: 以前矯正して戻ってしまったのですが、再矯正は可能ですか?

A: 可能です。後戻りの場合は短期間で終わることも多いため、ぜひご相談ください。

Q: 差し歯やインプラントがあっても大丈夫ですか?

A: 差し歯はそのまま動かせることが多いですが、インプラントは動きません。インプラントの位置を考慮した治療計画を立てます。

Q: ガタガタがひどいのですが裏側でも大丈夫ですか?

A: はい。重度の叢生(ガタつき)でも裏側矯正で対応可能です。

Q: 親知らずは抜かないといけませんか?

A: 治療計画に影響する場合や、将来的に歯並びを乱すリスクがある場合は抜歯をお勧めすることがあります。

Q: 顎関節症ですが矯正できますか?

A: 症状の程度によります。顎の状態を優先して確認し、口腔外科と連携して進める場合もございます。


6. 日常生活とトラブル対応について

Q: 装置が外れたらどうすればいいですか?

A: すぐにご連絡ください。外れたままにすると、その期間だけ歯が戻ってしまい、治療期間が延びる原因になります。

Q: ワイヤーが舌に刺さって痛い時は?

A: 無理に触らず、ワックスで保護してすぐにご来院ください。飛び出した部分をカットするなどの応急処置を行います。

Q: 激しいスポーツをしても大丈夫ですか?

A: 表側矯正のようにぶつかって唇を切るリスクが低いため、むしろスポーツをされる方には裏側矯正が向いています。

Q: 楽器の演奏(吹奏楽など)に影響はありますか?

A: フルートやトランペットなど、唇をマウスピースに押し付ける楽器の場合、表側矯正より裏側矯正の方が演奏しやすいという奏者の方も多いです。

Q: ホワイトニングはできますか?

A: 装置が裏側にあるため、治療中も表側からのホワイトニング(ホーム・オフィス共に)が可能です。

Q: MRI検査やレントゲンは受けられますか?

A: ほとんどの場合問題ありませんが、検査部位によっては画像に乱れが出ることがあります。事前に担当医や技師にご相談ください。

Q: 装置に色がつくことはありますか?

A: 金属装置自体の変色はありません。ゴムを使用している場合はカレーなどで着色することがありますが、調整時に新しいものに交換します。

Q: 妊娠・出産を挟んでも大丈夫ですか?

A: 可能です。体調に合わせて通院スケジュールを調整します。ただし、つわりがひどい時期などは歯磨きが困難になるため注意が必要です。


7. 治療完了後について

Q: 治療が終わった後は何もしなくていいですか?

A: 歯を安定させるために「リテーナー(保定装置)」の使用が必要です。これを使わないと、歯並びが元に戻ってしまいます。

Q: 保定装置はどのようなものですか?

A: 取り外し式のマウスピースタイプや、歯の裏側に細いワイヤーを固定するタイプがあります。

Q: 保定装置も裏側ですか?

A: はい、固定式のタイプであれば歯の裏側につけますので、見た目には分かりません。

Q: 保定期間はどのくらいですか?

A: 最低でも治療にかかった期間と同程度、できれば長く使い続けることで一生美しい歯並びを維持できます。

Q: 定期検診は必要ですか?

A: 装置が外れた後も、数ヶ月〜半年に一度は噛み合わせや後戻りのチェック、クリーニングのためにご来院をお勧めしています。

Q: 後戻りしてしまったら?

A: 軽度であれば部分矯正などで短期間に修正可能です。気づいた時点で早めにご相談ください。

Q: 笑顔に自信が持てるようになりますか?

A: はい。多くの方が治療を通じてコンプレックスを解消し、思い切り笑えるようになったと喜ばれています。治療中から見た目を気にせず過ごせるのが裏側矯正の最大の価値です。


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